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先日カナル沿いを歩いていたら、ラッキー、白鳥がいました。
2羽一緒に岸の近くでゆったりとエサを探していたようでした。その時ワタシはなにも持っていませんでしたが、「ちょっと待ってて。これから買い物へ行くところなのよ〜。」と思いました。
そして、買い物の帰り、彼らは先ほどいたところからほど近くで、離れてエサを探していました。
「おおっ、ちょっと待ってくれよー。買い物してきたからよー!これなら身体にも悪くないだろうよ。」
わたしは、種なしぶどうを橋の上から投げました。
ぽとーん
白鳥のそばをぐんぐん沈んでいきます。
白鳥は、気がついてはいるのですが、見向きもせず、自分のやるべきこと=エサ・ハンティングをしています。
ワタシは彼らが気がついているのかいないのか分からなかったので、続けて3−4個ぶどうを投げ続けました。
夫は云いました。
「もうやめなよ。白鳥はぶどうにも興味ないし、そのまえにぶどうがもったいないよ。白鳥に何かあげたいのなら、沈まないものにしたら?でも君は何ももってないね。」
本当にそういうもんないなのでしょうか?
白鳥はぶどうに興味が無いのか、すぐに沈んでしまったからよくないのか、なんなのか・・・
今日は天気予報によると、今年最後の暖かいよい天気だったそうですが、確かにとても過ごしやすく良い一日でした。午前中、銀行に歩いていき、夕方にスタジ オへと自転車に乗って行きましたが、本当に気持ちが良かったです。明日からは、人間も冬眠してしまいたくなるような気候へと移行していくのでしょう か・・・
天気もいいから気分もよくて、仕事もはかどる日の午後に、こんな昼食を食べました。
これはコロッケパンです。コロッケもパンも自家製です。

これには幸せな気分になりました。
ブルドックソースがあったらさらに良かったけど、ここでは欲張らずに。
マヨラーのワタシは、日本のマヨネーズさえあれば幸せです。
気がつけば(?)、もう10月になっていました。10月ということはあと3ヶ月で年越しを迎えるわけです。2010年は早過ぎです。
先日、地下鉄に乗っていたら、都会で利口に生きるおばあちゃんたちを目にしてしまいました。
いつものように地下鉄に乗っていたら、70歳はゆうに超えているだろう白髪の小さなおばあちゃんが、4つ車輪のついているカゴを押しながら同じ車両に乗ってきました。ワタシは、「おおっ!これは!」と思い、席を譲ろうと思って「良かったらワタシの席に座ってください。」と言いました。するとおばあちゃんは、「いえいえ、大丈夫ですよ。だってたった一つの区間を乗るだけで、次の駅で降りるんですから。どうもありがとう。」と言いました。ワタシは「そうですか・・・」と言いながらも、ずっとそのおばあちゃんを見ていました。だって、おしゃれで品のあるおばあちゃんは、何てったってかわいいかったのです。
ちょっとしてからワタシは、おばあちゃんが少し遠くの方を見ている事に気がつき、ワタシもそのおばあちゃんが見ている先を探してみました。
すると、同じ車両の次のドアの前に、同じようにチェックの違うチェックの車輪付きのカゴを押す双子のようなおばあちゃんがいるではありませんか!
彼女らは、ドアが空く前に、お互いにアイコンタクトを交わし、頷いて、「ikuwayo−!」ってな具合に、予告通り次の駅で一気に勢い良く降りていったのです。
一瞬の出来事だったけど、彼女たちが降りてから、ワタシは思ったのです。
彼女たちは、仲良しの友人か姉妹で、いつも一緒にお買い物に行くうちに、素早く簡単に同時に地下鉄に乗り込む方法を学んだのだと。だからあえて同じドアから乗らずに、それぞれの別のドアを使う。
都会に住むクールな老人たちを見て、ワタシも元気が湧いてきたのでした。
美術大学に行くために渡英してから、丸十年が経ちました。
先日、その十年という月日の中でも、間違いなく「ワースト3」に入る悪夢のような日に、目出たく永住権を取ることができました。
これまでワタシは、運よくクロイドンにあるホームオフィス(英国内務省)の移民局に行ったことがありませんでした。はじめの4年間は空港でビザをもらって、それからは郵送での申請と日本でのエントリークリアランスを行ってきたからです。
しかし、今回ばかりはもう逃げられません。郵便でパスポートと申し込みフォームを送って数ヶ月もまだかまだかと待つのはご免だと、ビザの即日交付を望んだからです。
今回の申請でもアンラッキーなことが度々重なり、(イギリスの移民局の審査にはアンラッキーなことはつきものですが、)その一日の自分をふりかえってみると、度を超えてテンポが良く、コミカルで、なおかつフランツ・カフカのお話に出てくるような、よく分からない穴(?)にハマってしまった主人公をリアルに演じることが出来たような気がします。
実際、映画ではみたり感じたりしたことはあったけど、この種の恐怖が自分の身に降り掛かってきたのは初めてだったのですよね〜(たぶん)。
自分がそんな思いをする事になるなんて、全くをもって思っていなかった前日までは、永住権を得たって今までと何も変わらない生活をただ営んでいくだけなんだろうと漠然と思っていましたが、今では何かが違います。
ワタシの中に何かが芽生えたような・・ これがその「実感」というものなのか、それとも、これからまたイギリスという国に住んでいく上で降り掛かってくるであろう「特有の何か」を受け止めていく覚悟や諦めのようなものに代っていく小さな何かなのかもしれません。
なにはともあれ、あの長くて凝縮された特別な一日に、すべてが終ったような感覚に陥りました。それを安心と呼ぶのでしょう(か?)。
久々のキットカットねたです。
作業中にお腹が減りすぎて気分が悪くなってきて、大事にとっていた、あのキットカットのことを思い出しました。
それは、とてもお世話になっている友人のキムマキちゃんが日本から厳選して送ってくれた荷物にはいっていたお菓子の一つだったのですが、ついにこれを食べる時がきました。
こうして、戸棚の中の日本のお菓子コレクションが一つへりました。
ー さようなら、キットカット・小豆味。
小豆の味はしませんでしたけど、そんなことは関係ない。美味しくいただきました。
キムマキ氏、いつもありがとうね〜。
イギリスは海に囲まれた島国でありながら、残念ながら美味しい魚介がどこでも食べられるわけではないんですよね・・。
それどころか我が家では夫が魚も食べないベジタリアンなので、面倒臭がりのワタシは、普段の生活の中で、自分の分だけでも魚や肉を買って調理するという習慣がありません。だからといってベジタリアンになれない自分は、せめて外食する際には肉や魚が美味しく食べれるとことに行きたいと強く思いながら、ふだん生活をしています。
今回久しぶりに外食する機会に恵まれどこに行こうかと考えましたが、East London Line (現在の London Overground)が新しくなって再運行をはじめた今、久しぶりにWappingに行って魚介のおいしいイタリアンが食べたくなりました。最後にここに行ったのは2007年、父と葉さんと一緒に行ったっきりでした。
Wappingの駅を出て住宅街を少しあるくと角に見えてくるのが、”Il Bordello”というイタリアンレストランです。
ワタシは行く前から胸にあった野望通り、シーフード・スパゲッティーを頂きました。
ボリューム満点、値段もリーズナブル、味も絶品なものばかりがメニューに並んでいるのですが、ワタシはいつも魚介ばかりを注文してしまいます。美味しそうでしょう〜?
ここに行くと少しだけイタリアに来たような気分になります。ウェイターたちはイタリア人のおじさんばっかりで、ピシッと制服を清潔に着こなした紳士たちです。他にもロンドンにあるインドカレーのお店や、トルコ料理のケバブ・レストランにも、同じような雰囲気があるいくつかのレストランに行ったことがありますが、なんでしょう、特有の閉鎖感(?)というのでしょうか?それがなんともいえず良い方向に出ているような感じがするのです。こんなに人種の混じったロンドンで、こういう雰囲気がなんとなく新鮮に映り、自分もその中で不思議な感覚に包まれながら食事をするのも良いものです。
いつも混み合っていますので、ご予約されることをおすすめします。
Il Bordello: 81 Wapping High Street, London, E1W 2YN 020 7481 9950
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今日8月最後の月曜日はイギリスではバンクホリデー・マンデーで、休日となっています。
この国にいると、この8月最後の休日が終れば、クリスマスまで一気に加速して行くような感覚になるのはワタシだけでしょうか?9月になれば徐々に寒くなって日も短くなっていきますし、そしてすぐにコートと雨のうす暗い季節がやってくるのです。
あのひんやりした肌を刺すような感覚が嫌いなわけではないけれど、もう少し夏が続きますようにと誰かかにお願いしたいくらいですが、それももう手遅れで、秋は明日の位置まで迫ってきています。もう堪忍したほうが良さそうですか・・?
冬がくると最悪なのはスタジオです。コンクリートでできた古い建物の地上階ですもの、当たり前なのかもしれませんが、そりゃあ寒いです。もちろんセントラルヒーティングなんてありません。外の方が暖かいときもあります。本格的に冬がやってくる前に、スタジオにまとまって入れる時間がとれたらいいなと思う8月最後から2日目でした。
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8月24日、漫画家・アニメ監督の今敏(こん・さとし)さんが、46歳という若さで他界されました。これは、ワタシにとって思ってもみなかった衝撃のニュースでした。
今さんは、通常は目に見えないおかしな人間の世界を、アニメーションというメディアを使って見事に表現できる類い稀なる才能を持たれたアニメーターでした。心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、今さんが監督を務めながらも完成をみることが出来なかった、現在も製作中の最新作『夢見る機械』が公開されるのを楽しみに待つことにします。
先週末の友人との会話の流れから、この一週間は、ピアニストのフジ子・ヘミングさんのことが気になって、調べたり、YouTubeで演奏を観たり、しまいには2003年に放送された菅野美穂さん主演の『フジ子・ヘミングの軌跡』も観ました。
彼女の何について調べたかったのかというと、彼女の「猫好き」についてです。
フジ子・ヘミングさんは、「あなたにとってピアノとは?」という問いかけに、「猫達を食わせていくための道具ね。」とおっしゃったそうで、ワタシはその言葉に「はっ」としました。彼女の一風変わったピアノの音色は猫のためにあるのかと思うと、なんてユニークなのでしょうか?
「フジ子さん」、「ピアノ」、「猫」というトライアングルを想像したら、とてもシンプルだけど純粋でダイヤモンドのように強く結合した「ものすごい三角形」であるように想い、また憧れを感じました。
イギリスの道路で、車を運転するにも自転車に乗るにも、ワタシが何よりも恐れてきたものが、円状交差点のランダバウトです。ワタシは、自分がこのランダバウトで、事故をせず行きたい道を選んで上手に進んで行けるかが不安で、今まで車を運転することを避けてきました。それでも自転車で道に出るようになったいま、英国道路の交通文化が少しだけ身近に感じるようになってきた気がします。
日本にはランダバウトはありませんが、イギリスの他にもオーストラリア、フランス、ハンガリー、デンマーク、アメリカ、アイルランド、ニュージーランド、モロッコ、中国、カタールなどの国にはあるようです。
イギリスは、日本と同じ左側通行なので、ランダバウトの中では時計回りに進み、円の中に先に入っている右側から来る車が優先されます。
写真は、いつも通る比較的細い道にある小さなランダバウトです。写真に収めきれなかったので、ドローイングで補足した通り4つの道の交差点になっています。
大きなランダバウトだと、高速道路での方向転換などにも使用され、6つの道が交わるものだったり、ランダバウト自体が2車線あったり、それに信号機も加わったりと、かなり大掛かりで複雑に見えます。Swindon(スウィンドン)にいったときにはMagic Roundabout(マジック・ランダバウト)というのを体験しました。マジック・ランダバウトは5つの小さなランダバウトが円状に並んでいて星のような形をしたランダバウトです。そのときは友人が運転する車の助手席に座っていたのですが、ランダバウトの基本ルールも知らぬまま車がマジック・ランダバウトに侵入していき、相当ビックリしました! 【→ Wikipediaで『マジック・ランダバウト』をみる。】
最近では自転車で大きめのランダバウトにも入るようになりましたが、それまでは恐ろしすぎて、自転車をおし、歩道を歩き歩行者と共に横断歩道を渡っていました。それでも、信号のあるような大きなランダバウトはいいのです。信号に従ってランダバウトに入っていけばよいのですから。しかし問題は小さ目のランダバウトなのです。なぜなら、「右側優先」などといった目に見えないルール、、、 信じるしかないのですが、本当に信じて良いのかランダバウトの手前で毎度毎度不安になるのです。
言葉の文脈が少し違うかもしれませんが、ワタシにとって多国籍多文化間では、「以心伝心」という言葉はないものとして生活することが、自分の身を守ることにも繋がると思っている節があるような気がします。
そしてもう一度、最後に写真を見てみてください。このランダバウト、なんて簡単で単純なサインで構成されていると思いませんか?「こんなに簡単な標で交通を安全に保ちスムースに導くことが出来るのならば、ほんとに万々歳だよなー」、とここを通る度に思うのです。
白い円と矢印。白い円は「ここが中心。」それに矢印が加わって、「白い円を中心にして、(そこは踏まずに、)矢印の方向に進みなさい。」と訴えている。
人々はなぜ、この白い円に突進してはいけないことを即座に認識できるのでしょうか?矢印があるからでしょうか?それともこの円が塗りつぶされているから?